まずはストロボを使ってみよう
いきなりケーススタディをします。
まず、使ってみてください。
一章で説明した機材を使って、撮ります。
基礎知識、細かい事は後です。
まず、実践的に使ってみましょう。
暗い雰囲気の良い写真をストロボを使って撮る!
仔犬ども!始めるぞ!
(推しのセリフw)
スタジオときどき。たんぽぽの大鏡
エリアを暗く雰囲気良く、
撮っていきたいと思います。
設定はあくまで参考値ですので、
どういうプロセスで撮っていくか
に注目して下さい。
まず初めにこの考え方をインプット!!
ストロボは、照明として使う。
1、雰囲気を作ってから
2、被写体を置いて
3、被写体にストロボを当てる。
二灯ライティングを主とする。
(ストロボのパワーの刻み方は中二病)
(ゆずのきさんはかっこいい)
上の写真は配置図になります
右の写真解説
1/100 F5.6 ISO800 4200K
暗くてカッコいいは、色温度で青にする。4200kは言わば確定。
普通に撮ってもカッコいいよね。
(ゆずのきさんが作ったスタジオだからね…)
左のような画像が真っ暗になる設定で撮ります。こういう真っ暗闇を一番初めに作ります。
1/160 F11 ISO400 4200K
暗くて撮れなーいという場所は、まさにこの状態がすでにあるという事です。
(逆に美味しい)
この状態のお部屋をストロボという名の照明を使って、照らしていきます。
これがライティングです。
まずは天井にストロボを向けて照らしてみます。ストロボを天井に向けると、天井からの跳ね返りの光が周囲を照らしてくれます。
広範囲を明るくしたいときに有効です。
結構高い位置から照射した方がいいです。光は上にだけではなく、斜め上や、横にも逃げるので、被写体に掛からないように上の位置に設置です。
カメラの設定は変えず、ストロボを打ちます。
ストロボのパワー1/2で天井照射
すると下の画像のように…
「ふつう…ですね…」
鏡に映りこんでいるのを別にしても、ちょっと普通にぽわ~っとしただけですね……
私は、ここから森のこぼれ日を受けた廃墟感を+したいのです。
とりあえず、配置図は下の写真
鏡があるので、この位置はまずいですが、他の所では応用の効く配置です。
ここで注意!!天井に照射する場合、天井の色が出てしまうので、天井が白である事を確認しましょう!!
さて、私のイメージに寄せてみましょう。
下の写真になりました。
光をアイソレートしました。
片方に寄せ、こぼれ日差し込むような感じを演出しました。
ストロボのパワーを1/4にしましたが少し、弱いみたいですね。
1/2にしましょう。
良いですね。合格ラインです。
現在の設定値は
1/160 F11 ISO400 4200k
ストロボ
TT600 1/2 天井バウンス
配置図は以下の通りです。
カメラ側の設定はスタンダードです。
左に寄せたのと、ストロボの高さが変わりました。
天井に光が当たるまでの距離が短いので、光が局所的になりました。
この辺の説明は長いので、詳しくは講習で。
ちょっと脱線
ゆずのきさんが常用しているライティング機材についてです。
ストロボ本体でいえば、TT600も勿論使っていますが、今はAD200を主に使っています。
同じゴドックス製品のモノブロックストロボで、パワーの強さ、チャージの速さ、バッテリー式なのが強みです。
ソフトボックスについてはビューティーディッシュを主に使っています。真ん中にお皿仕組める機材で、光の陰影の出方、柔らかさ、どれをとっても優秀な機材です。
他にスヌートという特殊ライティング機材
ルーセントアンブレラも良く使います。
右のコーヒーカップが置いてあるコンソールを被写体に見立ててライティングしました。
これで二灯です。
雰囲気づくりに1灯
被写体を照らすのに1灯
配置図です。
ソフトボックスにはグリッドが付いているので、光はまっすぐ進みます。
ちょうど被写体の体が壁となって、後ろの雰囲気を壊さないように…
しかし今回は、コンソールですので、あまり壁になっていません。
後ろの雰囲気を壊さないように被写体ライティングします。
後ろの雰囲気を壊さないように被写体さんに壁から離れてもらいました。
更にソフトボックスの光が後ろに行かないよう、真横からのライティングです。
この辺りは工夫が大事です。
向いて貰う方向も関係してきますので、この辺りコミュニケーションの技術です。
そろそろラストですね。
今のコマンダーはこうなっています。
天井が1/2 被写体用が1/8
ちょっと被写体用強いかもしれません。
今回は人ではないため、強めです。
人の肌には白の要素があるため光易いです。実際は1/16か1/32かもしれませんね。
雰囲気良いでしょう?
これで完成です。お疲れさまです。
1/160 F11 ISO400
TT600(C)1/2
TT600(D)1/8
暗い方が良い。もう少し明るい方が良いと好みがあると思います。
もう少し明るくという場合は、カメラの設定でいじってあげましょう。
明るめの設定ですね。
1/160 F8 ISO400 4200k
TT600(C)1/2
TT600(D)1/8
少し暗いかな?は、カメラ側で微調整しましょう。ISOを上げる場合は、ストロボのパワーは下げてください。
ISOとストロボは関係しています。